インコを飼ってみたいと思ってはいるものの、部屋の中に放鳥している時のフン処理やしつけに対して不安に思っている人も多いのではないでしょうか?
インコはどのくらいの間隔でフンをするの?臭いは気になる?フン処理は拭き取るだけで大丈夫なの?
インコを部屋の中で放鳥している時のフン処理の方法やそのしつけのやり方について説明します。
実際にインコを飼っている人は放鳥中のフン処理はどうしている?
インコや文鳥を飼ってみたいと思うけど、フンの処理はどうするのか疑問に思っている人もいますよね。
インコに限らず、小鳥は身体を軽くしておく必要があるので比較的頻繁にフンをします。
インコの糞は健康な状態であれば水分が少ないので、ティッシュなどで簡単に取り除けます。
インコの放鳥中の場所をチェック
気に入った高い場所があると、そこに何度もしてしまう可能性はありますので、放鳥後に確認しておきましょう。
水分が多いフンの場合でも、すぐに拭き取っておけば大丈夫です。
白い布などでは後が残ることがあるので、放鳥中は仕舞っておくなど対処するといいでしょう。
インコのフンは、ほとんどの場合跡も残さず取り除くことができますが、衛生的に気になる場合は放鳥のあとに重曹を溶かしたぬるま湯で固く絞ったフキンでざっと拭く程度で充分だと思います。
インコを部屋で放鳥する場合のフン処理はラク?
インコのような小さな鳥は、敵から身を守るため常に身体を軽く保ちます。フンは体内に溜めずに、こまめに排出することになります。
つまり、一定量に達した時点で随時フンをするわけですが、いくつか習性としてフンをしやすいタイミングもあります。
インコがフンをしやすい時
- 飛び立つ直前
- 着地したとき
- 興奮したとき
- 同じ場所にじっとしているとき
セキセイインコは室内程度の広さを飛んでいるときなら、飛びながらフンを落とすことはほとんどありません。
止まっているときに排泄をするので、放鳥したときに好んで止まる場所を中心に注意しておきましょう。
セキセイインコのフンには尿も固形状になって含まれています。下痢や水分過多の状態でなければ、比較的コロンとした状態なので動物のフンとしては処理がラクだと言えるでしょう。
インコを放鳥した場合、フン処理は何分に1回くらいしなくてはいけないの?
インコは平均すると15~20分おき位でフンをする
インコによっては根気よくトレーニングを続けるとトイレのしつけが可能な場合もありますが、なかなか難しいものです。
インコが飼い主の側にいる場合
フンをした時間から10~15分ほど経ったらインコを指に止まらせます。インコがフンをするときは、全身の羽根が少し膨らんだり、お尻を下げながら左右に振るしぐさをします。指をつかむ足の力に少しだけ力が入ることもあります。
慣れると飼い主は「今、フンをするぞ!」というのがわかるようになります。そこでゴミ箱の上や、下に紙を敷いた場所に連れて行けば簡単に処理ができるというわけです。
放鳥中自由に遊んでいる場合
ケージから出して遊ばせている場合も、お気に入りの場所を作ってあげれば対処がしやすくなります。
止まり木を用意し、お気に入りのおもちゃやおやつで定位置として覚えさせましょう。自由に遊ばせていると、カーテンレールやエアコンなどの高い場所に行きたがります。そんな場合は止まり木に連れ戻して、行っては行けない場所だと教えましょう。
決まった場所にいることが多くなれば、フンの片付けは簡単になります。
気になるインコのフンの臭いってどうなの?
フン処理で気になるのは臭いの問題
でも、インコなど餌として植物の種子類が主食の鳥のフンは、ほとんど臭いを感じません。ケージの掃除などを怠って溜めてしまうとある程度臭いもしますし不衛生ですが、放鳥中にした1個や2個のフンでは臭いは全く気付かないでしょう。
とはいえ、うっかりすると髪の毛や肩でカリカリになったフンがついていたり、床に落ちたものを踏んでしまうのは嫌ですよね。
健康なインコの正常なフンは、柔らかい粘土状でコロンとしています。時折、細長くほぐれてしまうこともありますが、ティッシュで簡単に取れます。
うっかり踏んでしまった場合や、こびりついて乾燥した場合でもぬらしたティッシュなどで丁寧に拭けば、ほとんどの場合跡も残さずに処理できます。
インコにフンのしつけをする方法は?
インコのトイレトレーニングの一例としては次のような方法があります。
ある程度インコの行動に見慣れると、フンをする直前の変化(腰を振る、羽毛を膨らませるなど)に気付くようになります。
気付いたら「トイレ」と決まったフレーズを呼びかけるようにします。ちょうといいタイミングでフンをしたら、すぐに褒めてあげてください。おやつなどを与えてもいいでしょう。
インコは「飼い主に褒められる」ことで、ある程度のしつけが可能です。
・フンをしそうな行動を取る
・「トイレ」など決まった言葉を呼びかける
・うまくできたら大いに褒める
これを繰り返すと、止まり木に止まっている間にしつけるなどすると処理がとても簡単になります。
もちろん、犬のしつけのように完璧にとは行きませんが、この程度できるようになると知らないうちにフンで室内を汚してしまう可能性が低くなりますね。