ダイエット

朝食にパンを食べ過ぎると太る?その理由について解説します!

朝食にパンを食べ過ぎると太るってホント?

朝食にパンを食べ過ぎると太る、と言われているようですが、これは本当なのでしょうか?正直、朝食をいつもより食べ過ぎたからと言っても、それが原因で太るということはないでしょう。

日中は消費エネルギーが活発に動いています。パン以外にスクランブルエッグやベーコン、サラダなど栄養のバランスを考えていろいろ食べたとしても太らないでしょう。問題は、朝食以降の食事です。普通に働いている人であれば、ランチタイムで外食することが多いでしょう。さらに、急に飲みに行くことがあるかもしれません。

例えば、朝ごはんで普段の摂取カロリーは500kcalなのに、パンをもう1個食べて800kcalになったとします。お昼はパスタ(種類によっても違いますが、カルボナーラなら約800kcaあります)、そして夜飲みに行ってビール中ジョッキで2杯(約200kcalx2)、さらにおつまみでポテトやから揚げ・・・こうなると摂取カロリーは完全に2000kcalは超えてしまうでしょう。

一般的な女性の摂取カロリーの目安は1800kcal。朝食の食べ過ぎが1日の総摂取カロリーの増加につながってしまうのです。朝食を食べ過ぎたと感じたら、それ以外の食事でコントロールすれば太ることはないのでしょう。

朝からパンを食べ過ぎるのは胃に負担がかかるかも?

「朝食はしっかり食べるべき」ずっとそう言われて続けていますよね。実はこの言葉、戦争などの影響で栄養が不足していた時に、ちゃんと栄養をとって丈夫な体を作りましょう、というのが由来なのです。

今の時代だと朝からしっかりと食べて、お昼も夜も・・・と3食しっかりと食べることは、エネルギーを摂りすぎてしまうことになります。成長期である小学生や中学生であれば、朝からたくさん食べても問題ありませんが、大人が朝から食べ過ぎると反対に太る原因になってしまいます。

昼食をしっかり食べると、その後眠気が襲ってくることはありませんか?食後って食べた物の消化のためにエネルギーを使っているので、どうしても眠たくなってしまいます。朝食だって同じことっです。朝から食べ過ぎると、眠たくなってしまいます。

朝食はパンであれご飯であれ、食べ過ぎないのが一番です。朝から甘いパンや調理パンを食べ過ぎると、胃がもたれてしまうかもしれませんよ。

朝食にご飯よりもパンを食べ過ぎると太ると言われる理由とは?

朝食のメニューは「ご飯派」の人と「パン派」の人がいるでしょうが、パンの方が太りやすいと聞いたことはありませんか?これには理由があります。

ご飯と食パンの脂質を比べてみると、茶碗1杯のご飯の脂質は約0.4g、そして食パン1枚の脂質は2.0gとなっています。これだけ見るとそんなに違わないと感じますが、食パンを食べる人はバターやジャムを塗る人が多いのではないでしょうか?実はこれが問題なのです。食パンだけ比較しても脂質は多めなのに、バターやジャムを塗ることで脂質がさらに増え、太ると言われているのです。

さらに、GI値が高いのも食パンです。GI値とは、血液中に流れる糖質の量の上昇度を数字で表したもので、この値が高い方が太りやすいということになります。ご飯のGI値は84、そして食パンのGI値は91となっているので、食パンの方が太りやすいと言えるでしょう。

忙しい朝だからこそ、パンを食べよう!

朝は忙しくて、朝食なんて食べてる時間がない・・・そんな人も多いでしょう。でも、体を動かすためにはエネルギーが必要になります。朝からパンを食べると太る、と気にして野菜だけ食べても栄養は偏ってしまいます。

パンには炭水化物やタンパク質、ビタミンやミネラルが含まれています。忙しい朝だからこそ、パンを食べた方が活動に必要な栄養分を摂ることができるのです。朝食に炭水化物を食べることによって、体にエンジンがかかります。反対に朝食を食べないと、血糖値が上がってこないのでエンジンがかかりません。

さらに、朝食を食べずに昼食を食べてしまうと、かえって太りやすくなってしまうこともあります。時間がなくても手軽に食べられるパンを朝食に取り入れてみませんか?ただし、食べ過ぎには注意しましょう。食パンのカロリーは6枚切り1枚で約160kcal前後、それにバターやジャムを塗るのでカロリーは多くなります。

朝食にパンを食べる場合は、組み合わせに注意!

朝食にパンを食べている人は、一緒に食べるものにも注意しましょう。例えばコーヒー。ブラックであればカロリーは0kcalですが、カフェオレとなると砂糖や牛乳が加わるのでカロリー100kcal前後にもなります。これを朝から2杯も飲むとなると、摂取カロリーが相当高くなることに・・・。さらに、アイスでばかり飲んでしまうと、身体を冷やしてしまうことにもなります。血行が悪くなり代謝まで落ちてしまいます。

そして、食べるパンの種類にも気をつけましょう。パン屋さんにはいろいろなパンが並んでいますが、バターを使っているクロワッサンは1個約450kcalもあります。あんぱんは1個約300kcalと低くなりますが、それでもご飯よりはカロリーは高め。どうしても食べたいのであれば、1個までにしましょう。

パンと一緒にサラダを食べる人もいるでしょうが、ポテトサラダになると高カロリーになってしまいます。ダイエット中ならノンオイルのドレッシングで野菜サラダを食べるようにしましょう。