住宅ローンが払えない!
住宅ローンの支払いが重くのしかかる…
そんな時は、収入と支出のバランスが悪いということですので、まずは家計をすべて洗い出してみましょう。
書き出してみると、思いのほか支出が多いことに、気付かされるはずです。
削れる出費はとことん削って、生活費の収支計画を出したなら、銀行に住宅ローンの『リスケジュール』を相談しに行きましょう。
住宅ローンが払えない!住宅ローンの支払いが大変だ!
夢のマイホーム!
手に入れたら、自分のものになると思いがちですが、大抵は長期間ローンを組んで購入するのではないのでしょうか?
マイホームを購入した時には、今のような生活スタイルや収入が、一生続くと思ってローンを組むかと思われます。
ですが人生は長い!
仕事を失ったり、離婚したり、子供が増えたり、親の介護、自分やパートナーの病気。
家を購入した時には考えられなかった事態に、遭遇することだってあります。
そんな時に大きな負担になるのが「住宅ローン」なのではないのでしょうか?
このまま住宅ローンを、払い続けることができないと感じたら、どのように対処すればよいのでしょうか?
住宅ローンが払えないなら、まずは生活費の内訳を把握しましょう
毎月の生活費の内訳を把握していますか?
住宅を購入する際に、ローンの申請を行いますよね?
その時にあなたの収入なら、この金額をお貸ししますと言う許可が下りたから、住宅ローンを組むことができたんですよね?
それなのに、どうして支払いが困難になってしまったのでしょうか?
まずは、住宅ローン以外のローンがありませんか?
車の購入はどうですか?
カードのリボ払いなども立派なローンですよ。
まずは、毎月の生活費の内訳を、しっかりと把握することから始めましょう。
それから、一年に一度くる、税金やボーナス払いのカードローン、子供の教育費なども計算して、毎月引き当てて計算し直してみましょう。
収入よりも支出の方が、上回ってはいませんか?
生活は、毎月かかるものもありますが、一年に一度大きくかかるものがあります。
毎月の支出は給料の範囲内なのにと思っても、一年に一度大きくかかる支出を、見落としている場合が多いのです。
今一度、年間を通してしっかりと、収支計画を立ててお金の流れを、見直してみてください。
住宅ローンが払えない事態に陥ったなら、まずは固定費を見直そう!
お金の流れを、しっかりと認識したならば、無駄な出費がないかどうか検討しましょう。
スマホ、生命保険や医療保険、水道光熱費、など、毎月無駄に固定費を払い続けていないかどうかを、見てみましょう。
毎月支払う固定費を圧縮することは、無駄な出費をなくす一番の近道です。
1ヶ月1,000円だとしても、1年にすると12,000円。5年で、60,000万円。10年で120,000円になります。
これだけの金額を、稼ぎ出すにはどの位働かなければなりませんか?
払うべきものに支払えないでいるのに、払わなくていいものに払っているなんて、おかしいですよね?
こういった、詰めの甘さがローン返済が払えないという事態に陥らせるのです。
1円でも大切に思えない人に、大きな額のローンを組む資格はありません。
銀行に『リスケ』の相談を
生活費の流れを把握したなら、銀行に『リスケジュール』の相談に行きましょう。
住宅ローンの支払い計画を、組み直す相談を銀行とします。
例えば毎月10万円のローン返済を、8万円に下げて組み直したり、ボーナス払いをなくして、均等払いにするなどと言う方法を検討したりします。
ここで、注意しなければならないのは「この先払っていけるかどうかをきちんと計算し、計画できている」と言うことです。
毎月のローンの返済額を減らす代わりに、返済期間が延びます。
そして、その分支払う金利も増えるということです。
毎月の返済を減らしたからと言って、ローン自体、減るわけではありません。
さらに言うと、利息は増えますから、返済額は増えるということになります。
そういったことも踏まえて、きちんと返済していける収支計画を、自分の中に持つことができていますか?
銀行に『リスケジュール』の相談に言っても、自分できちんと返済計画を立てることができていなければ『リスケジュール』に応じてもらえないかもしれませんよ。
ローンを組むということは大変な事なんですよ
家を建てる時、建売住宅を購入する時に言われる「今の家賃を払い続けるのは、もったいない!家賃と同額のローンで、家を購入することができます!」と言う、あのうたい文句。
ローンの額は、今住んでいる賃貸物件の家賃と、同等の額に設定できるかもしれません。
ですが、「家を持つ」と言うことは、様々な諸経費が掛かるということでもあります。
まずは「固定資産税」
住んでいる地域によりますが、土地と建物を所有すると「固定資産税」が課税されます。
また、アパートやマンションなどの間借り物件よりも、水道光熱費がかかります。
他には経年劣化による外壁や屋根の張替や補修。
庭の手入れや、電気設備の故障。
電化製品も古くなってきたり、教育費にもお金がどんどんかかってきます。
今払えるからと言って、3年先、10年先、20年先と払い続けられる保証はどこにもありません。
住宅ローンなどの大きな借り入れに限らず、「借りれる額」を借りるのではなく「払える額」を借りなければ、そのうち払えなくなってしまうのは、当たり前なのです。
生活するということはお金がかかるのです。
日々、慎ましやかに生活していたとしても、思わぬところで出費がかさんだり、給料が思うように上がらなかったりします。
知らない間に税率が上がったり、モノの値段が上昇したりします。
自分の収入と支出を今一度、確認してみてください。
きっと、自分が思っているよりも支払うものが多すぎてビックリするはずです。
ローン申請が下りたからと言って、支払いができるということではないのですよ。