お弁当に便利!かぼちゃと大根の煮物を冷凍する方法
根菜類は冷凍には向いていない、というイメージを持っている人も多いかもしれません。大根は特にむいていないと感じている人も要るはずです。しかし、煮物にすれば、かぼちゃでも大根でも冷凍は可能になります。
かぼちゃの煮物は冷凍することはできるとはいえ、日本のものは水分が多いため、解凍した際に味が落ちやすくなります。冷凍を考えているのであれば、水分が少なめの西洋のかぼちゃを使うことをお勧めします。
煮物を作る際には、皮を残すほうが煮崩れもしづらく、皮の高い栄養を摂取することができます。しかし、皮は硬いため、火が通りづらくなります。ところどころ取り除くのが良いでしょう。
冷凍する際には、粗熱を必ず取ってください。煮崩れしていないものを選び、汁気をキッチンペーパーなどで軽く拭き取ります。ラップで一食ずつ小分けにして、さらにフリーザーバックに入れ、空気を抜いて冷凍しましょう。
解凍方法は、自然解凍でもレンジを使ってもかまいません。お弁当に凍ったまま入れておけば、昼には解けて食べごろになります。お弁当に入れる際には、カップに入れて冷凍すると、お弁当箱に入れやすくて便利ですよ。
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大根の煮物を作る際は、下茹でが必要になります。皮をむいて下茹でしましょう。下茹でをすると味がしみやすくなるだけでなく、食感もよくなります。
基本水分の多い野菜は冷凍にむいていません。大根もそのひとつです。しかし、中の水分が凍ると、解凍したときに柔らかくなります。よって、大根の煮物のような煮込むことで柔らかくなったものを冷凍すると、味が染み込んだ状態で、美味しさを保つことができるのです。煮汁と一緒に冷凍するのがお勧めです。
温める際には、凍った煮汁と一緒に鍋で温めるのをお勧めします。食感は柔らかくなりますが、さらに味がしっかりと染み込みます。自然解凍や電子レンジでも解凍することができます。
煮物は小分けで冷凍するとお弁当のおかずに大助かり
弁当に入れる際には、冷凍前に一工夫しておくと、ぐっと楽になります。
煮物の粗熱をとったら、小分けしてカップに入れて冷凍するだけです。
朝に、凍ったままお弁当箱に入れておけば、昼には解けて食べごろになります。夏には保冷材代わりになるのでお勧めです。
また、冷凍する際には、金属製のラップやアルミホイルなどで覆って冷凍すると急速冷凍されるため、風味が落ちづらく、より美味しく食べることができます。
カップにも色々な種類がありますが、冷凍可能なものを選んでください。また煮物は汁気が多いため、耐水性があるかどうかも重要になります。
カップの容器に入れた煮物が完全に冷凍されて固まった時点で、フリーザーバックや蓋付きの容器に移しておくと良いでしょう。
煮物だけでなく、他のものでも、冷凍可能なものであればカップに入れて凍らせておくだけで、朝のお弁当作りが楽になります。
お弁当用に煮物などを冷凍保存する場合のポイント
冷凍する際、空気に触れると、鮮度とうまみが逃げてしまいます。また酸化したり乾燥したりしてしまう原因になります。他の食材からの臭いが移ってしまったり、冷凍焼けも起こします。
お弁当用に冷凍保存する際には、余った食材をお弁当用に調理するわけではなく、新鮮なうちに食材を調理して冷凍することで、お弁当のときにも美味しいおかずを堪能することができます。
先ずは、冷凍する前に、食品を2重に包み、少しでも空気に触れないようにしましょう。
煮物は、カップに入れて冷凍すると、お弁当にも入れやすく取り出しやすいため便利です。ポリ袋やラップ、アルミホイルなどで食材を包んだあと、フリーザーバックにいれて凍らせましょう。
揚げ物も、凍らせることができます。アルミホイルで包んでから凍らせると、トースターでそのまま加熱することができます。電子レンジでは、解凍した際、べたっとしてしまうような揚げ物でも、アルミホイルで冷凍し、自然解凍した後、そのままトースターであたためると、かりっとするだけでなく、トースターが汚れることもなく便利です。
冷凍できる煮物の定番ひじき。具材の切り方には一工夫を
実は、ひじきの煮物は冷凍保存にお勧めです。ひじき自体に、もともとの水分が少ないため、冷凍してもぱさつきが少ないのが特徴です。ひとつひとつの形も細かいために煮崩れもしません。冷凍保存に非常に向いている煮物ともいえます。
ひじきの煮物でも、一緒に煮込む具の内容によって冷凍に向かないこともあります。こんにゃくは冷凍すると変質してしまうため、冷凍を考えている場合には、入れないほうが良いでしょう。
また、豆やにんじんを入れるときには、できるだけひじきに合わせて細かく切ったほうが良いでしょう。
大きいままで煮物を作ると、にんじんや豆のぶよぶよとした食感が、気になることがあるかも知れません。細かく刻んで一緒に煮込むことをお勧めします。
手作りのおかずを冷凍のまま入れるのはこんなリスクが!
冷凍保存したおかずは、保冷材代わりになって、夏などは非常に便利です。しかし、手作りの冷凍おかず自体、自然解凍する際に、食中毒の菌が発生しやすいといわれています。
しかも、煮物などは、お弁当を作った段階では凍ったまま入れるので気付かないかも知れませんが、食べ頃に解けたときには、中のお弁当のおかず全てが汁でぬれているなんてこともあるかもしれません。
水分が多いものは、食中毒の菌が繁殖しやすいといわれています。
お弁当にご飯やおかずを入れた際、冷ましてから蓋をしたり、冷ましたものを入れたりするのは、温かいまま蓋をすると中で水蒸気発生するため、食中毒の危険があるからです。
もし、食中毒が心配なようでしたら、自然解凍で食べることができる、市販の冷凍食品のおかずを使うのもよいかもしれませんね。