フロントガラスに飛び石が!この原因は季節にも関係があったのです。
保険が適用になりますが、愛車に傷がつくショックはカバーできません。
不可抗力とあきらめないで対策をしましょう!
Q、フロントガラスの飛び石。何が原因なの?
フロントガラスの飛び石。経験したことはありませんか?飛び石はどのような事が一般的に言われている原因なのでしょうか?前方を走行している車が、急に割り込みしてくることが原因になりますか?
対向車からの跳ね石、または強い風の日に舞いあがった小さい砂なら、高速道路を走っている時に受ける事も考えられます。車のフロントガラスは少し斜めになっていて丈夫そうな素材で、多少の衝撃なら大丈夫のような気がします。
なのに、実際は飛び石でフロントガラスに傷がつくのかが不思議なのです。もしスタンドにある自動洗車機のモップに小石がついていたら、傷がつくような気はしますが・・・。
A、フロントガラスの飛び石の原因についてお答えします。
車のタイヤと、路面に挟まれた小石は走行中にはじきとびます。その小石の大きさ、はじきとぶ強さによってフロントガラスに傷をつけてしまいます。前方を走行している車(斜め前も)がタイヤにはさんだ小石も同じです。
そして、タイヤにくっついてタイヤの回転でとばされる事もありますよ。砂利道を走った事はありませんか?砂利が車に当たる音がしますよね?この時など、タイヤに砂利や小石が付くこともあります。砂利などを積んでいるダンプカーから落ちてくる事もありますが、必ずしも前の車だけではありませんよ。
また、高速道路には小石・砂がたくさん落ちています。オートバイに半ズボンで走行した時は、足に砂がずっとあたってちくちくと痛かったです。たまに出血したこともありました。一回走行することで数え切れない砂・小石があたっています。なので運が悪ければフロントガラスにヒビが入ったり割れることもありえる事です。小石が約100キロでとんできたら・・・と考えてみてください。
原因はコレだった!~フロントガラスの飛び石~
飛び石の事故が多くなる季節を知っていますか?実は・・・秋と春の初雪と雪解けの時期に多くなるんです!スタッドレスタイヤで乾燥した路面を走行することが原因になります。
このスタッドレスタイヤ、夏のタイヤにはそんなに深い溝はなくシンプルなパターンに対し、深くてとっても複雑なパターンの溝がたくさんあります。そしてタイヤのゴムも柔らかい!このうようなタイヤで道路を走行したら、落ちている小石をはさんでしまいます。そしてそのまま走行していると、後ろの車にタイヤから小石がとれてとんでいくというわけです。
ここで、飛び石被害の損害賠償についてお話します。たとえ前を走行していた車が一台だけだったとしても、一般的にはその前方の車に損害賠償の請求は認められない事がほとんどです。小石をとばした証拠がない事が多いからです。また、その前方の車に過失があったのか、後ろを走行していて飛び石の回避は不可能だったのかもポイントになってきます。
小石がはさまって後ろの車にとぶ事は想像が付く事であり、仕方ない事でもあります。なので、その事を考えての車間距離をとっていればフロントガラスが割れる事もなかったのでは?ということになります。
道路交通法は、いつ子供が飛び出してきても回避が出来る運転が義務とすれば、高速の追突・飛び石も回避できる車間距離で走行するのがあたりまえなんでしょう。無駄にタイヤをスピンして小石を撒き散らして走行している車なら、損害賠償の請求はできるかもしれませんね。
飛び石をもらわないようにする対策はあるの?
回避したくてもできない飛び石による被害。仕方ないと対策しないで諦めていませんか?こんな分析を行った結果があります。
飛び石の被害でフロントガラスが破損した車は、スピードが時速60キロ以上で、片側2車線の道路の追い越し車線を走行中だっだ事が共通の条件でした。このことで、スピードが出でいると飛び石の被害が大きくなり、対向車両からの飛び石は、追い越し車線を走行中の方が当たりやすいということがわかります。
片側一車線の道路でも、飛び石でフロントガラスが破損する事もありえます。そして、スピードに関係なくフロントガラス以外も飛び石で傷が付くこともあります。飛び石の被害にあわないようにするには。片側2車線の道路なら、なるべく走行車線を走って、スピードを抑えて走行するようにしましょう。
渋滞もなくスムーズに走行できる高速道路などで、ついついスピードを出して速度の遅い車を追い越しそのまま追い越し車線を走り続けていませんか?この状態は飛び石の被害にあう可能性が高くなるので、気をつけましょう。
飛び石の被害は、窓ガラスの破損か他物の落下・飛来による損傷として車両保険で保障の対象になっていますが、金銭的な部分をカバーできても、愛車をに傷がついたショックは保険ではカバーできません。なるべく飛び石の被害にあわないように対策をしましょう。
フロントガラスに飛び石が!補修と修理について
気持ちよくドライブしてたら、ピシッ!と音が!フロントガラスに飛び石が当たる音です。気分が一気に悪くなりますよね。このフロントガラスの傷は、少しくぼむ程度ならともかく、少しでもヒビが入っていたら…そのままにしておくとヒビが広がるので補修が必要になります。このままでは車検も通りませんので。
補修は、ヒビに樹脂を流しこみます。(作業する人によって仕上がりに差がでることも)また、この作業中に割れる事もあります・・・。飛び石によるガラスの交換は車両保険で修理ができるので、交換することがおすすめです。フロントガラスには純正のUVカットや、熱反射ガラスや上部ぼかしなどもありますが、保険は純正交換までの修理代金なので、差額は自己負担になりますよ。
前方を走行していた車から飛ばされた石でも、責任はほぼ追求できません。保険が頼りになりますね。一般的に自費なら補修2万円、交換10万円くらいです。スポーツカーやバイク、幅広のタイヤの後輪駆動は石が飛んでくる事が多いようなので気をつけましょう。